タルトタタンの「入り鉄砲に出女」は何気に冬木に来て日本式の生活に慣れ始めたばかりのイリヤの曲っぽいなぁと。俳句を読むイリヤとか可愛いよね。最初は指折って文字数数えながら詠むけど慣れたら季語とか気にするようになるイリヤ。多分適応早い。そして好む遊びは碁よりも将棋っぽいなぁと思う。イリヤはチェスを嗜んでそうなので。それ以上にゲーム機好きそうだがな!
イリヤの態度はファッション、というか悩むことも悲しむことも憎むことも全てが諦めを前提にして成り立ってる感情みたいだから、イリヤは飽きてしまえばそれまで抱いてた感情を平気でポイ捨て出来そうで、それは多分最後の最後に人間としての機能である感情を全て消去する予行練習じみてるよなぁと思った。価値を感じてしまえば執着も生まれる、そしてそれを避ける為の容易な感情の廃棄。
そんな彼女が唯一持ち続けた「衛宮への憎しみ」はそれを考慮すると頗る尊いのではないかなぁという与太話。イリヤが常にシロウくんにとっての最良の存在になる選択を続けてるのはそこら辺もあるのかもなぁと思うのでした。前の立場を振り切り新たな場所へ行くことに躊躇がないこと。何処にも居れないから何処にでも行ける、というのは至極名言である。だからイリヤは他人然としてるような気がするけど。
絵は相変わらず描けないのと境ホラ普通に面白くて困ってる。
トーリくんは相手が一番欲しいと思ってる言葉をすかさず与えてくれる子なので、とてもいいと思いました。(小並感)